グローバル企業の参入で小型車競争が激化 スズキは「専用車」で対抗

執筆者:浅見啓介 2009年10月号
エリア: アジア

 インドで小型車の販売競争が激化している。ホンダが六月に参入したのに続き、二〇一〇年初めにはドイツ大手のフォルクスワーゲン(VW)も追随。日産自動車やトヨタ自動車の小型車発売計画も控える。全長四メートルまでのハッチバック車が市場の六割以上を占める有数の「小型車王国」でグローバル企業を交えた戦いが始まる。 ホンダ「ジャズ」(日本名フィット)、VW「ポロ」、日産の次期「マイクラ」(日本名マーチ)、トヨタのエントリー・ファミリー・カー(EFC)……。数々の新型車が控えるインド市場は、百花繚乱の様相を呈する。スズキ、韓国の現代自動車、地場のタタ・モーターズの三強が牛耳ってきた市場がどう変わるのかが最大の注目点だ。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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