[ニューヨーク発]「知的所有権」という観点から地球を眺めると、おもしろいことがわかる。左の地球儀は、アメリカで登録されている特許所有者の(登録上の)出身国を、数の多さに比例する大きさで表したものだ(データは作成時に最新だった二〇〇七年のもの)。日本、ドイツ、イギリスの持つ特許がどれほど多いかがわかる。 スイスのジュネーブに本部を置くWIPO(世界知的所有権機関)によると、〇八年、アメリカの特許所有者に外国人が占める割合が初めて半分を超えた。〇七年には五一・二%だったアメリカ人の比率が四九・七%になったのだ。代わって増えたのが、韓国、日本、中国の個人や企業がアメリカで得た特許だった。中国は一年で十三番目から九番目へと順位を上げて、オランダを抜いた。
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