一度あったことは二度あってもおかしくない。アメリカは、まだビン・ラディンを仕留めていない。テロの第二撃があるとすれば七月四日、独立記念日ではないか? そういう憶測が、向こうの新聞にチラホラ出ている。むろん当たるも八卦当たらぬも八卦ていどの話である。 場所は? べつにワシントンでなくていい。ニューヨークの証券取引所、シカゴの穀物取引所、ハリウッド、ディズニーランド等々、アメリカにとって象徴的な意味ある目標なら何でもいい。FBI(米連邦捜査局)とニューヨーク市警は、自由の女神像の警備を強化したという。

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