共和党大統領候補指名獲得争いは、8月13日に実施されたアイオワ州共和党大統領選挙模擬投票(ストローポール)でミシェル・バックマン下院議員(ミネソタ州第6区)が勝利するとともに、同日、リック・ペリー・テキサス州知事が共和党大統領候補指名獲得争いに出馬を正式表明したことで、従来までとは全く異なる局面に入った。社会的保守勢力の支持を受けたバックマン、今回が2度目の挑戦となるエスタブリッシュメント候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事、現職州知事として「反ワシントン」を訴えるペリーの3人を軸に、共和党大統領候補指名獲得争いが展開されるとの見方が支配的である。このような新たな展開により選挙戦略に最も大きな影響を受け、今後、その大幅な見直しを迫られるのはロムニーであろう。
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