カレーを食べてシンガポール人になろう

執筆者:野嶋剛 2011年8月26日

シンガポールのニュースで面白い話をみつけた。

「カレーを作って食べよう」という運動が起きているという。

きっかけは、シンガポールのほとんどの人が暮らす団地で起きた。ここに中国系の移民が入居してきたところ、インド系の住民の作るカレーのにおいがたまらないということで、近隣住民を巻き込んだトラブルに発展したという。コミュニティー組織に訴えた中国系移民に対し、インド系住民は我々の食文化だと反論。結局、インド系住民は料理の最中は窓を閉じるとか、中国系移民がいるときはカレーをなるべく作らないといった妥協案が採用されたという。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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