日本ではまったく報道されていないが、北朝鮮で今、「今日を追憶せん」という演劇が大きな話題になっている。北朝鮮では1年に1作程度、注目すべき演劇が発表され、それが住民の思想教育に活用される。昨年は軽喜劇「山びこ」が話題になった。しかし、今年の「今日を追憶せん」へのキャンペーンは、昨年の「山びこ」をはるかに凌ぐものであり、それが何を意味するのか注目したい。
朝鮮中央通信は7月13日に、金正日(キム・ジョンイル)総書記が国立演劇劇場で上演された国立演劇団の新作「今日を追憶せん」を金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長や張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長など幹部多数を随行して鑑賞したと報じた。
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