11月15日に平壌の金日成競技場で行なわれたサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選第5戦の「日本対北朝鮮戦」は1-0で北朝鮮が勝利して終わりましたが、この試合をめぐる様々な出来事は、まさに現在の日本と北朝鮮の関係を浮き彫りにするものでした。
本来のスポーツ精神でいうならば、アウェー戦でも遠征をする側のチームのサポーターがある程度いることがフェアーな雰囲気をつくるために必要なことです。しかし、日本は北朝鮮に独自の経済制裁を加えています。貿易や北朝鮮船舶の日本入港も禁止、日本の公務員の訪朝も原則禁止です。一般人の訪朝もなるべく自粛というのが日本政府の姿勢です。
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