韓国大統領選挙に出馬するのかしないのか気を揉ませてきたソウル大学の安哲秀(アン・チョルス)教授(50)が9月19日、遂に出馬を表明した。これでようやく、韓国大統領選挙は与党・セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)元代表(60)、野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)議員(59)、無党派の安哲秀教授という「ビッグ3」が出そろった。
韓国の大統領選挙の投票日は12月19日で、もう3カ月を切った。投票日までの最大の焦点は野党・民主統合党の文在寅議員と安哲秀教授の間の候補一本化が実現するかどうかにある。候補一本化が実現せずに「ビッグ3」がそのまま選挙戦に突入すれば朴槿恵氏の勝利がほぼ確実視されているからだ。一方、韓国の現時点での各種世論調査では、安哲秀教授でも文在寅議員でも候補が一本化されれば朴槿恵元代表と拮抗もしくは優位という結果が出ている。
その意味で、投票日までの最大のイベントは野党候補の一本化ができるかどうかである。
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