国際論壇レビュー
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日本のTPP交渉参加で始まるアメリカの「グレートゲーム」

 グレートゲームが始まった。

 就任後初の訪米で、環太平洋連携協定(TPP)への参加は「聖域なき関税撤廃」を前提とはしないという言質をオバマ大統領から得た安倍晋三首相は、満を持して交渉入りを宣言した。アベノミクスの「3本の矢」のひとつ「成長戦略」に深く関わる通商戦略となる。

 同時に、TPPは中国をめぐってのアメリカのグレートゲーム(大戦略)の一環をなしていることも忘れてはならない。安倍首相訪米直後の米紙「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」に掲載された寄稿が、そのことを明確にしている。筆者は政治リスク分析で知られる米コンサルタント会社ユーラシア・グループを率いるイアン・ブレマーと同社の研究部長デビッド・ゴードン(元国務省政策立案部長)だ。【Two Key Foreign Policy Openings for Obama, NYT, Feb. 25】

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
会田弘継 関西大学客員教授、ジャーナリスト。1951年生まれ。東京外語大英米語科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを務め、現在は共同通信客員論税委員、関西大学客員教授。近著に『破綻するアメリカ』(岩波現代全書)、『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)など。訳書にフランシス・フクヤマ著『政治の衰退』(講談社)など。
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