続々とインド事業拡大する日系二輪メーカーの「思惑」と「成否」

執筆者:緒方麻也 2013年4月15日
タグ: インド 日本
エリア: アジア

  西部グジャラート州への進出を決めたスズキの子会社マルチ・スズキや、生産が軌道に乗った日産自動車、そしていよいよ本気を出し始めた「世界のトヨタ」など、インドの自動車市場と言えば日系メーカーが支えてきた感がある。しかし、二輪車市場においても日系4社は近年相次いで生産能力や販売体制を拡充・強化し、急速にその存在感を高めている。

 これまでは125-150ccクラスの実用車が主戦場だったが、日系メーカーは6-7万円で買える格安バイクや女性にも乗りやすいおしゃれなスクーター、そして主に先進国市場向けとされてきた250ccを超える中・大型スポーツバイクなどにも積極的に進出し、新たな市場開拓を図っている。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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