因縁のロイヤルウェディング

執筆者:名越健郎 2005年5月号
カテゴリ:
エリア: ヨーロッパ

 30数年来愛人関係にあったカミラ・パーカー・ボールズさんと結ばれたチャールズ英皇太子は、子供のころからナニー(乳母)・コンプレックスがあったといわれる。 母親のエリザベス女王は超多忙で、父のフィリップ殿下は厳しく叱りつけた。皇太子はやさしく守ってくれる乳母に甘えて育ち、それがカミラ夫人のような年上の落ち着いた女性にあこがれる素地となった。 加えて、カミラ夫人にはユーモアがあり、温かい性格。「ダイアナにはジョークが通じない」とこぼしていた皇太子は、ダイアナ元妃が1997年にパリで自動車事故死した後、カミラ夫人との関係を周到に演出し、遂に結婚にこぎつけた。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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