インテリジェンス・ナウ
シリアの「サリン使用」詰め切れず――米英仏の報告書は疑問だらけ
シリアでサリンが使用され、罪のない女性や子供を含む多数の死者が出た。
その事実には疑問を挟む余地はないだろう。現場のビデオ画像から、着弾したミサイル弾頭に爆発した形跡がないこと、被害者に呼吸困難などサリン特有の症状が見られることが伝えられている。
しかし、アサド・シリア大統領自身またはその代理人がどのような動機でサリン攻撃を命令し、どの部隊が、どのような運搬手段を使って、なぜサリンを撃ち込んだのか、未確認のままだ。
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