経済の頭で考えたこと
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中国「腐敗撲滅」と連動する「シャドー・バンキング」後始末
中国で銀行を経由しない投融資が急拡大し、そのメカニズムの持続性が問われるに至っている。いわゆる影の銀行(シャドー・バンキング)問題である。
私はシャドー・バンキングが果たしてきた経済的、そして社会的役割の解明がまず必要だと考える。また中国社会において拡大した不均衡の行方の展望が緊急度を増す中、想定される調整メカニズムの仕組みを複数のプレイヤーの動機に即して解明せねばならないと考える。シャドー・バンキング問題の着地点は、一体どこなのだろうか。
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