国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (50)

「中国との相容れなさ」を見通した「古代人の直感」

執筆者:関裕二 2014年5月12日
タグ: 中国 日本
エリア: アジア

 中国は長い間、自分たちが世界で1番優れているという中華思想(華夷思想)に浸り、冊封体制(近隣国との君臣関係)を敷いてきた。現代に至っても、国名にはっきりと「中華」の2文字が刻まれている。

 漢民族は隣接する他民族を野蛮人とみなすようになり、秦や漢の時代に優越感が結晶し、中華思想が出来したのである。

 

冊封を受けない道

 ただし、天子(皇帝)の徳を慕って来朝し、帰伏した者に対しては、寛大な待遇を示した。天子は冊書(文書)を与え、叙任し、君臣関係を結び、それぞれの地域の支配者であることを認めた。これが、冊封体制であった。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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