国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (51)

「天皇家」と「出雲国造家」神話時代以来のゆかり

執筆者:関裕二 2014年6月10日
タグ: 中国 日本
エリア: アジア
 5月27日、笑顔で記者会見される高円宮家の次女典子さまと出雲大社禰宜(ねぎ)の千家国麿さん[代表撮影](C)時事
5月27日、笑顔で記者会見される高円宮家の次女典子さまと出雲大社禰宜(ねぎ)の千家国麿さん[代表撮影](C)時事

 高円宮家の典子さま(大正天皇の曾孫)と、出雲国造(いずもこくそう)家の千家国麿氏のご婚約が内定した。

 神話の時代から続く日本を代表する名家が、結ばれることは、めでたく、喜ばしいことだ。

 ところで、天皇家と「出雲」といえば、敵対する仲というイメージがある。神話の中で、天上界(高天原)のタカミムスヒと天照大神(あまてらすおおみかみ)は、子や孫(天皇家の祖神)に葦原中国(あしはらのなかつくに、地上界)を支配させようと考えたが、オオナムチ(大己貴神、大国主神)ら、出雲の神々が邪魔になった。そこで使者を送り込み、国譲りを迫ったのだ。仲が悪いと思われるのは、あたりまえだ。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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