高円宮家の典子さま(大正天皇の曾孫)と、出雲国造(いずもこくそう)家の千家国麿氏のご婚約が内定した。
神話の時代から続く日本を代表する名家が、結ばれることは、めでたく、喜ばしいことだ。
ところで、天皇家と「出雲」といえば、敵対する仲というイメージがある。神話の中で、天上界(高天原)のタカミムスヒと天照大神(あまてらすおおみかみ)は、子や孫(天皇家の祖神)に葦原中国(あしはらのなかつくに、地上界)を支配させようと考えたが、オオナムチ(大己貴神、大国主神)ら、出雲の神々が邪魔になった。そこで使者を送り込み、国譲りを迫ったのだ。仲が悪いと思われるのは、あたりまえだ。

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