「真のODA改革」はこれから始まる

執筆者:野嶋剛 2007年2月号
エリア: アジア

“身内”への援助だけ増額する財務省は論外としても、日本の援助コミュニティのどこにもODA哲学がない。いまこそ統一理念を打ち立てよ。  政府開発援助(ODA)にかかわる人々の間でいま、「二〇〇八年問題」が関心の的になっている。  〇八年は日本のODAにとって重要な日程が目白押しだからだ。春から夏にかけて、第四回アフリカ開発会議(TICAD)が日本で開かれ、主要国首脳会議(サミット)も議長国として日本開催となる。そしてその年の十月には国際協力銀行(JBIC)の解体を受け、新生国際協力機構(JICA)が正式に発足する。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)、『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『香港とは何か』(ちくま新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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