自動車部品大手『タカタ』の欠陥エアバッグ問題が広がり続けている。リコール対象になったメーカーはホンダ、トヨタ、マツダ、ゼネラルモーターズ(GM)、クライスラーなど世界の大手自動車メーカー10社にのぼり、リコール台数は調査目的も含めれば2000万台を超えた。今後、さらに拡大するのは必至の情勢だ。タカタの経営とエアバッグの供給が目下の不安だが、重要部品の欠陥が自動車メーカーの経営を揺さぶる自動車産業の構造問題も見え始めた。

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