米議会の新たな会期である第114議会(2015年1月~17年1月)が1月6日に召集された。昨年の中間選挙での歴史的勝利を反映して8年ぶりに上院も共和党が多数党に復帰し、オバマ政権と対峙していく構図となった。こうした行政府と立法府で支配する政党が異なる「分断政治(Divided Government)」の状況下では、オバマ民主党政権と議会共和党とがお互いに妥協点を見出しつつ、具体的成果を求めて協調を図る状況が一定期間続くのではないかとの期待も一部ではあった。ところが、第114議会が召集された当日、従来までの与野党対決が今後も引き続き展開される可能性が極めて高いことが明らかになった。
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