1月20日の日本経済新聞(朝刊)は1面トップで、「中国国有大手に1兆円 伊藤忠・タイ財閥出資 複合企業CITIC 食糧や資源、幅広く連携」との見出しを掲げ、伊藤忠商事がタイ最大財閥の『CP(=正大)集団』と提携し、中国政府直属の投資会社である中国中信集団(CITIC)傘下企業に1兆円強を折半出資する方向で最終調整に入ったことを報じた。また外報面では、(1)昨年11月の北京における安倍・習近平会談にみられる日中関係改善への動き、(2)企業改革を急ぐ習指導部の意向、(3)習近平指導部に太いパイプを持つCP集団総帥のタニン・チャウラワノン(謝国民)による習近平主席や李克強首相への強い働きかけ――などが背景にあったと報じている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン