中国が新鋭戦闘機をイランへ はたしてその真偽は

執筆者: 2007年12月号
エリア: 中東 アジア

 中国がイランに対し、最新鋭戦闘機を大量売却するとの情報が流れている。情報の出所はロシアの軍事関係筋で、中国が十月にイランとの間で国産の「殲10」(J10)戦闘機二十四機を総額十億ドルで売却することに同意したという。引き渡しは二〇〇八年から数年かけて行なわれる模様だ。 J10は中国の成都飛機工業公司が二〇〇四年に生産を開始、〇五年から中国軍が実戦配備しており、欧米の主力戦闘機にひけを取らない戦闘能力を持つとされる。 中国当局は売却合意情報を否定しているが、イランの首都テヘランの消息筋は、イラン軍高官が大筋確認したとしている。

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