「リスボン条約」が促す欧州統合への再スタート

執筆者: 2008年2月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

いったんは歩みを止めた欧州統合が、“仕切り直し”の条約で再びスタートを切れそうな態勢に戻った。しかし、前途はまだ多難……。[ブリュッセル発]欧州連合(EU)の加盟二十七カ国は、昨年十二月十三日、EUの新たな基本条約となる「リスボン条約」に調印した。「EU大統領」の創設などの機構改革が新条約の目玉だ。欧州が一つの国家となる将来像を鮮明に示した「EU憲法」に比べ、小さくまとまってしまった感は否めないが、欧州が将来、統合への歩みを再開する下地は整ったといえる。 新条約の調印式は、世界遺産に登録されたリスボンの名所、ジェロニモス修道院で行なわれた。欧州諸国の首脳と外相が一堂に会し、口々に「欧州の新時代」の出発を祝った。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top