韓国を率いる「李明博」を待つ多大な期待

執筆者:草生亜紀子 2008年2月号
エリア: アジア

[ソウル発]「実用主義」をモットーとする「CEO(最高経営責任者)大統領」になると期待される李明博氏が、二月二十五日、韓国大統領に就任する。盧武鉉政権からの事務を継承する政権引継委員会委員長には淑明女子大改革で名を上げた李慶淑総長が指名され、十年ぶりの保守政権発足に向けた準備は着々と進んでいる。 三十六歳にして現代建設社長に就任し、ソウル市長となってからは市中心部の清渓川を再生させるなどの実績を誇る李氏は、選挙戦で「経済再生」を公約に掲げて勝利しており、新政権には、伸び悩む韓国経済を再活性化してくれるという過剰なまでに大きな期待が寄せられている。

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執筆者プロフィール
草生亜紀子(くさおいあきこ) 翻訳・文筆業。NGO職員。産経新聞、The Japan Times記者を経て、新潮社入社。『フォーサイト』『考える人』編集部などを経て、現職。
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