中国の水不足が深刻化 頼みの綱は「外資」

執筆者: 2010年3月号
エリア: 中国・台湾

 水資源問題に悩む中国が外資系企業への依存を強めている。 「中国環境状況公報」二〇〇八年版によると、国内の水の供給源となっている七大水系(長江・黄河・珠江・松花江・淮河・海河・遼河)の二百河川・四百九カ所で水質を調査したところ、水道への利用の難しい水域は四五%。やはり重要な水源である重点湖沼二十八カ所のうち、水道に適しているのは六カ所だった。水問題を抱える都市人口は約一億人、農村部でも安全な飲み水を得られない人口は約二億人に上るとされる。  問題の根は汚水処理だ。下水道の普及率は大都市で六〇%を超えるものの、全人口の半数近くが暮らす農村部の中小都市では二〇%、村レベルでは二―三%でしかない。全国六百都市の約半数では汚水処理場がないか、あっても稼働率が低い。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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