息子への権力委譲に動くカダフィ大佐の思惑

執筆者: 2000年3月号
カテゴリ:
エリア: アフリカ 中東

 リビアの最高指導者カダフィ大佐が、息子への将来の権力委譲に向けて布石を打ち始めた。 リビア全人民会議は三月一日、大佐の意向を受け、国防、外交、治安関係を除く中央省庁の多くを廃止、地方機関に機能を移すことを決めたが、大佐は、この国家機構の大改編の翌日、「国家元首の必要性」に初めて言及して関係者を驚かせた。 リビアには国家元首に関する明確な規定はない。大佐も一九六九年の革命以来、元首ではなく「革命指導者」として独裁権力を行使してきた。「国家元首」発言は、後継者と目される長男のアル・イスラム氏の権威強化を図る意図と関係があるとみられている。

カテゴリ:
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top