サウジアラビア出身の富豪で、反米テロの黒幕とされるオサマ・ビン・ラディンが、また暗躍を開始したようだ。
ラディンを巡っては、一時、病死説や暗殺説が飛び交ったが、アフガニスタンの消息筋によれば、同氏は今春、潜伏先の同国内の山岳地帯で重い腎臓病を患い、一時は生死の境をさまよったが、奇跡的に回復したという。
その後、中東経由でアルバニアに入り、数百人から成る新たな武装ゲリラグループを編成した。そこから彼らをユーゴスラビア・コソボ自治州に送り込み、同地にテロの拠点を築いた模様だ。この組織には、昨年解散したKLA(コソボ解放軍)の元メンバーも多数加わっているという。

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