ゴア副大統領の巻き返しで大接戦となっている米大統領選のキーワードは、「ウェートレスママ」といわれる。レストランなどで働く収入の低い母親がゴア、ブッシュ両候補のどちらに投票するかが、選挙の死命を制するというわけだ。 前回一九九六年選挙のキーワードは「サッカーママ」。子供を車でサッカー場に送り迎えする郊外の裕福な白人主婦層が、若くセクシーなクリントン大統領に投票、同大統領再選の原動力となった。しかし、サッカーママたちは、今回は本来の共和党支持に戻っている。ウェートレスママはそれよりも所得の低い家庭で、シングルマザーが多く、働いて生計を立てている母親たちだ。「彼女らの政治意識が今回高まっている」(ワシントン・ポスト紙)といわれる。
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