内永ゆか子(日本IBM常務取締役) eビジネスと企業社会を変革するパワフルな女牲役員

執筆者:草生亜紀子 2001年1月号
タグ: 日本
エリア: アジア

 IBMは、全世界七カ所の研究所でソフトウェア開発を行なっている。その一つである日本の開発研究所の所長を務めるのが、内永ゆか子氏(五四)。日本IBMの三十五人の取締役の中で唯一の女性として、同社三千人の女性社員の頂点に立つ。 東大理学部物理学科を卒業した一九七一年、日本IBMに入社。英語ソフトウェアを日本語に移す技術を確立したことで、技術者としての地位を確たるものにした。そして九五年、同社初の女性取締役に就任。九九年には、科学技術分野で功績を挙げた女性を表彰する「ウィメン・イン・テクノロジー・インターナショナル」に、米国人以外で初めて選ばれて殿堂入りした。

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執筆者プロフィール
草生亜紀子(くさおいあきこ) 翻訳・文筆業。NGO職員。産経新聞、The Japan Times記者を経て、新潮社入社。『フォーサイト』『考える人』編集部などを経て、現職。
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