家電メーカーが試される「守りの経営」

執筆者: 2001年12月号
タグ: 中国 韓国 日本

小泉政治の行く末は景気回復と道連れだ。その牽引役と期待されるIT産業に試練の時が訪れた。商品戦略の変更は不可避。夢を見るのは横並びでも、退却の道すじには厳しい脱落者選びが待っている。「冬の時代が来ました」。出井伸之会長のこんな言葉を残して、ソニーは冬支度に入った。ポータブル音楽プレーヤーの代名詞となった「ウォークマン」、家庭用ゲーム機市場に殴り込みをかけた「プレイステーション」など時代の節目を演出するヒット商品を放つ一方で、音楽、映画会社を相次ぎ買収し拡大路線をひた走ってきたソニーである。二〇〇一年も株価低迷に悩み続けた市場関係者からは、優良銘柄代表格の“不規則発言”に落胆の声が漏れ、期待の反動が株価の下落を加速する構図となっている。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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