米軍の最新鋭の無人偵察機、グローバルホークが年内にも朝鮮半島に配備される見通しとなった。地上を走るリムジンの姿を二万メートル上空から瞬時に捉え、その動きを正確に追跡する能力を持つだけに、金正日総書記にとっては、つきまとわれる嫌な存在となりそうだ。 グローバルホークは一九九〇年代末に一機が完成したばかりで、米中央軍が保有。アフガニスタン戦やイラク戦に投入されて活躍した。完全自動操縦で三十五時間も飛び続けることができ、いかなる気象条件でも光学式特殊カメラで地上を撮影し、前線部隊司令官に情報を提供する。

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