縮小する日本市場から勇躍して海外市場を開拓する、そのひとつのフロンティアとしてBOPビジネスが注目されている。BOPとは「所得階層ピラミッドの底(ボトム)」という意味で、一般に「年間所得3000ドル以下の40億人」といわれる。
彼らを顧客とするビジネスがたいへん有望で、しかも意義深いものだという卓見は、ミシガン大学のプラハラードとコーネル大学のハートによって1999年に発表された。2004年には、有名なプラハラードの著作『BOPへの恩恵:利潤を通じた貧困削減』(翻訳邦題は『ネクスト・マーケット』)が出版されている。
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