サッカー・アジアカップと中国の病理

執筆者:野嶋剛 2011年1月27日

サッカー・アジアカップで日韓戦に盛り上がって一夜明けた今日、「そういえば中国チームはどうしたっけ」と思い起こしました。調べてみると、一勝一敗一分けでグループリーグで敗退していました。

アジアカップで中国と言えば、前々回大会の2004年に日本が優勝した時、決勝で戦ったのが中国でした。開催地が中国だったこともあって、大変な騒ぎだったことを思い出しました。思えば、あのころが中国サッカーのピークだったでしょうか。あれから中国サッカーは長い低迷期に入っています。今大会も復活を果たすことはできなかったようです。

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執筆者プロフィール
野嶋剛(のじまつよし) 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)、『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『香港とは何か』(ちくま新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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