2012年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬した政治家のうち、全米での知名度の低い政治家にとって、全米各州に先駆けて来年2月6日に行われるアイオワ州共和党党員集会で勝利を収めることは特別な意味を持つ(5月31日付コラム「ポーレンティーとロムニーの正式出馬表明の狙い」参照)。ティム・ポーレンティー前ミネソタ州知事もその一人であり、アイオワ州党員集会での勝利を目指して州知事在職当時から足繁くアイオワ州を訪れていた。アイオワ州党員集会で勝利を収めることで全米の有権者やメディアの注目を浴び、その結果、政治献金が増大し、活動家も選挙キャンペーンを支援するなど大統領候補指名獲得争いの序盤戦に「モメンタム(弾み)」をつけることができる。
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