6月のキューバでのガン摘出手術後、ベネズエラのチャベス大統領はハバナでの3回を含む計4回の「化学療法」を行ない療養に努めているが、報道によれば9月28日には腎不全を併発し緊急入院する事態となった。この報道は大統領自らが即座に否定したものの(9月29日付スペイン語版マイアミヘラルド、Desmiente funcionario venezolano internamiento de Hugo Chávez)、依然厳しい情報統制が敷かれており、ガンの位置や病状については一切明らかにされていない。改めて独裁体制にも等しいチャベス政権の性格が明らかとなったが、病状はガンの転移が想定される深刻なものであることは疑いない。
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