有権者層へのアウトリーチ強化を図るロン・ポール

執筆者:足立正彦 2011年10月11日
エリア: 北米

 2012年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬している候補の中で、最高齢の候補は76才になるロン・ポール下院議員(テキサス州第14区)である。ポールはレーガン政権下での財政赤字増大を批判し、共和党を離党してリバタリアン党の大統領候補として1988年大統領選挙に出馬している。前回の2008年にも共和党大統領候補の指名獲得を目指して出馬し、ジョージ・W.ブッシュ政権のイラク、アフガニスタン政策に焦点を当てつつ厳しい批判を展開し、駐留米軍の早期撤退を訴えた。ポールにとり今回が3度目のホワイトハウス挑戦となる。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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