ワシントンD.C.で:バックマンと社会的保守勢力

執筆者:足立正彦 2011年11月10日
エリア: 北米

 今月7日午前、ワシントンD.C.のチャイナタウン近くに本拠地を置いて活動している保守系キリスト教右派組織のFamily Research Council(FRC)で、共和党大統領候補指名獲得を目指しているミシェル・バックマン下院議員(共和党-ミネソタ州第6区)の政治集会に参加する機会があった。会場は同議員を支持する保守系キリスト教右派の活動家や有権者、メディア関係者など総勢約100名で埋め尽くされていた。バックマン下院議員に直接会ってみると想像していたよりも小柄ではあったが、非常にエネルギッシュで気さくな人柄が印象的であった。米議会下院で62名が所属しているティーパーティー(茶会党)議員連盟の会長として、「小さな政府」の実現などの保守政策を積極的に推進しようとしているそのバイタリティを改めて再認識させられた(写真、筆者撮影)。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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