アメリカのクリントン国務長官が、8月1日のセネガルをかわきりとしてウガンダ、南スーダン、ケニア、マラウィ、南アフリカ、ナイジェリア、ガーナ、ベニンのアフリカ9ヵ国を訪問した。ウガンダではおりしもエボラ出血熱が発生していて首都でも死者が出たばかり、マラウィでは空港で蜂の大群に襲われ、南アフリカの首都プレトリアに到着すると44年ぶりの降雪に見舞われた。
南スーダンではスーダンとの和平合意に立ち会い、ガーナでは先月急死したミルズ大統領の国葬に出席、南アフリカではクワズールー・ナタール州にある自宅にまでわざわざ、94歳になったマンデラ元大統領を訪ねている。アフリカ大陸でこういうとんでもない日程をこなす政治家は、中国の国家主席とアメリカの国務長官くらいだろう。
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