11月23日午後8時20分、韓国の大統領選に出馬表明していた無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補が記者会見し「候補を辞退する。統一候補は文在寅(ムン・ジェイン)候補」と、自らの候補辞退を宣言した。これで野党の実質的な統一候補は民主統合党の文在寅氏となり、韓国の大統領選挙はセヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補と民主統合党の文在寅候補の事実上の一騎打ちとなった。
文在寅候補と安哲秀候補の候補一本化は難航し、11月25、26両日の候補登録が迫っていた。韓国メディアは安哲秀候補の23日夜の記者会見は、文在寅候補との最後の会談提案ではないかとみていたが、安哲秀候補の口から出たのは「私は今日、政権交代のために白衣従軍する」という言葉で、次いで「私が候補から下りる」という衝撃的な「候補辞退」の言葉だった。
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