最後の「風」と「投票率」――激戦の韓国大統領選

執筆者:平井久志 2012年12月17日
エリア: アジア

 日本の総選挙は自民党の圧勝という予想通りの結果となったが、隣国、韓国では19日に大統領選挙が行なわれる。与党・セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補と野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補による保守勢力と進歩勢力の一騎打ちの激戦となっている。

 韓国では世論調査が有権者の投票に影響を与えるとして、12日までに行なった世論調査しか公表が許されない。もちろん、各メディア、各党で独自に世論調査は続けられているが公表は禁止されている。

 その最後の世論調査は以下の通りだ。

▽朝鮮日報  朴槿恵候補47.1% 文在寅候補43.4%で朴候補が3.7ポイントリード

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執筆者プロフィール
平井久志(ひらいひさし) ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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