先月、ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領が中国を公式訪問した。首都アブジャやラゴスなど4つの空港の新ターミナル建設、水力発電所や鉄道の建設が約束されたほか、随行したナイジェリア人ビジネスマンたちが中国企業と商談を行なったようだ。ジョナサン大統領が北京で署名した新規融資は11億米ドルにのぼる。相変わらずの大盤振る舞いと見える。
だが、訪中に先駆けてオコンジョイウェアラ財務大臣は「総計30億ドルの融資について中国側と協議する」といっていたのである。成約にいたったのはその3分の1ほどだから、ナイジェリアにしてみれば当てが外れたといったところだろう。
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