安倍首相がアフリカ歴訪を終えてエチオピアを発った翌日、1月16日に、解暁岩駐エチオピア中国大使がアフリカ連合(AU)本部で記者会見を開いた。日中戦争時代の写真を振りかざしながら、「安倍首相は中国を脅威として表現することに熱心で……地域の緊張を高めており」「日本軍国主義の復活を果たそうとしている」「今回のアフリカ訪問も”中国封じ込め政策”の一環だ」と語り、日本を「アジア最大のトラブルメーカー」と称した。感情を露にした激烈な会見だったらしい。本国からどのような訓令が出ていたかは知る由もないが、中国外交の品の無さを露呈させた内容である。
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