韓国で6月4日に行われた統一地方選挙は、朴槿恵(パク・クネ)政権への「中間評価」であり、4月に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故への政府対応を審判する選挙として注目された。朴槿恵政権に厳しい結果になるのではという見方が強かったが、ソウルなど主要8都市と9道の計17カ所の首長選挙のうち、与党のセヌリ党が京畿道、仁川市、釜山市など8カ所で、野党の新政治民主連合がソウル市や忠清道地域など9カ所で勝利した。2010年の統一地方選挙では与党9勝、野党8勝であったが、今回も「引き分け」という結果だった。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン