【インタビュー】プロナブ・セン(インド計画委員会首席顧問) 自由経済の国・インドを日本も有効活用すべきだ
欧米はもちろん、中国、東南アジアとも大きく異なるインド市場。出遅れてきた日本は、今、真の「海外展開力」を問われている。 インドは現在、第十次五カ年計画の後半にある。独立以来、長らく社会主義の国だっただけに、今でも政府が計画を立てているのだ。 だが、五カ年計画は決して経済自由化以前の遺物ではない。毎年組まれる政府予算とともに、政府・政権が国内外に向けて発するマニフェスト的な存在となっている。 五カ年計画のうち経済分野の策定を担当するのが計画委員会だ。委員長を首相が務めることからもわかるとおり、その影響力は大きく、企業で言えば経営企画部門に相当する。
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