[シンガポール発]昨年十二月八日、シンガポール政府は、国内二つ目となるカジノリゾートの開発権をマレーシアのカジノ運営大手「ゲンティン・インターナショナル」が獲得したと発表した。ゲンティングループを率いるのはアジア屈指の華僑である林梧桐。マレーシアで唯一のカジノを運営する同社は、第一弾の入札で敗れたものの第二弾の落札でアジアに新たな橋頭堡を得た。建設費約五十二億シンガポール・ドル(=SD・約四千億円)をつぎこみ、二〇一〇年にはシンガポール南部の観光地セントーサ島に「ユニバーサル・スタジオ」や六つのホテルなどを含む総合リゾート施設を誕生させる。

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