北朝鮮は4月9日、最高人民会議第13期第3回会議を開催し、2014年決算と2015年予算を採択、国防委員会の朴道春(パク・ドチュン)委員を解任し、金春燮(キム・チュンソプ)前慈江道党責任書記を国防委員に選出した。
今回の最高人民会議は従来の路線からの大きな変化はなかったが、その中から2月18日に開催された朝鮮労働党政治局拡大会議で決定された「組織(人事)問題」の決定内容が浮かび上がって来た。それは金正日(キム・ジョンイル)総書記死後3年を経た金正恩(キム・ジョンウン)政権の微妙な変化を示すものであり、軍で断行された世代交代の波が次第に労働党にも波及し始めたようにもみえる。
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