北朝鮮メディアは5月3日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が新たに建設された国家宇宙開発局衛星管制総合指揮所を現地指導したと報じた。
金正恩第1書記は「平和的な宇宙開発は朝鮮労働党と人民が選択した道、先軍朝鮮の合法的な権利だ」と述べた。この上で「人工衛星製作および打ち上げ国としてのわれわれの地位は、敵対勢力が否定するからといって決して変わるのではなく、宇宙の開発は誰かが反対するからといって諦める事業ではない」とし、「チュチェ朝鮮の衛星は今後も、党中央が決心する時間と場所で次々と宇宙に向かって打ち上げられるだろう」と強調した。
金正恩第1書記のこの発言は、北朝鮮が2012年12月の「光明星3号2号機」発射に続く人工衛星発射を準備していることを明らかにしたものとみられる。そうなれば、人工衛星発射は事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験であり、国際社会から強い反発の声が上がることは必至だ。
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