「中東の部屋」への寄稿をしばらくお休みさせていただいていた。その間に、個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」を充実させたり、最近はこの『フォーサイト』で「池内恵の中東通信」を立ち上げたりしていた。連載「中東 危機の震源を読む」も再び月刊ペースに戻したいと考えている。
3つのタイムスパンで見る中東
「中東の部屋」の再開にあたって、3つの連載枠のそれぞれの性質を説明しておきたい。3つの枠の違いは、それぞれの枠で寄稿する文章の想定するタイムスパンである。
「中東通信」は最も短期的なニュース速報を意図している。午前と午後で移り変わる中東情勢を、記事のリツイートに近い形で、簡単な解説をつけてお伝えする。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン