パリ同時テロ:わかってきた「標的」(上)「バタクラン」はなぜ狙われたのか?
赤丸が襲撃現場、青丸が関連施設、緑丸が「シャルリー事件」現場。上部左端の→をクリックすると施設名枠が表示され、枠内の丸をクリックすると地図上の丸とリンクします。上部右端の窓枠マークをクリックすると、別ウィンドウで地図が拡大されます。
パリ同時多発テロの現場を最初に歩いたのは、発生翌々日の日曜日、11月15日のことだった。当時はまだ衝撃が抜けきれず、追悼に訪れた市民も、筆者自身も、言葉を失って茫然と立ちすくむ状態だった。
事件から1週間あまりを経た日曜日の22日、これまで訪ねられなかったテロの現場、その後容疑者を追跡する過程で起きた銃撃戦の現場などを再び回った。また、24日には最初に回った現場を再訪し、「なぜ容疑者らがそこを狙ったのか」「標的は何だったのか」をもう1度考えた。
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