5月3日に実施された中西部のインディアナ州共和党予備選挙で、実業家兼テレビパーソナリティのドナルド・トランプ氏が得票率53.3%で圧勝した。その結果、トランプ氏と争っていた保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)、穏健派のジョン・ケーシック・オハイオ州知事が相次ぎ指名獲得争いからの撤退を表明した。インディアナ州予備選挙終了後の各候補の獲得代議員数はトランプ氏1013名、クルーズ氏546名、ケーシック氏153名となり、共和党の大統領候補の指名獲得に必要な全代議員の過半数である1237名まで、トランプ氏はわずか224名となった。対抗馬2名が撤退を決断したことで、7月18日から21日まで4日間の日程でオハイオ州クリーブランドにおいて開催される共和党全国党大会でのトランプ氏の候補指名獲得が確実となった。
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