トランプ候補に立ちはだかる選挙人270名の「高き壁」

執筆者:足立正彦 2016年10月21日
エリア: 北米
厳しい状況に追い込まれているが……(C)AFP=時事

 

 米国大統領選挙の投票日である11月8日まで3週間足らずとなった。10月19日にはネヴァダ州ラスベガスで開催された最後となる3回目の大統領候補討論会も終わり、本選挙キャンペーンはいよいよ最終盤に入り、ドナルド・トランプ共和党候補とヒラリー・クリントン民主党候補はホームストレッチでの争いを繰り広げている。

 筆者は10月上旬から中旬にかけてニューヨーク、ワシントンに滞在し、米国シンクタンクの米国政治専門家や元政府関係者、コンサルタントらとの意見交換を重ねていたが、彼らは異口同音にクリントン候補がトランプ候補に勝利すると予測していた。実際、クリントン陣営は全米各州での組織力、政治資金調達などの点でトランプ陣営を凌駕し、クリントン候補は各種世論調査でも接戦州を中心に優位な立場を維持し続けており、このまま投票日を迎えた場合、次期大統領に当選する可能性が高いと見られる。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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