「原発」と「食品」で安倍政権の揺さぶりを狙う中国の「計略」

執筆者:野嶋剛 2017年4月4日
エリア: アジア
「無印良品」を展開する「(株)良品計画」のHP

 

 中国の中央テレビ『CCTV』が、「放射能汚染」された日本の食品が「不正輸入」されているという問題を、3月15日の放送で取り上げた。その内容は衝撃的だった。中国に輸入されている「無印良品」や「イオン」などの食品に、輸入禁止地域での生産品が含まれている、という内容だったからだ。実態は事実に反した、今流行りのフェイク・ニュースに等しいものだったが、中国メディアの報道姿勢を批判するだけでは済まない部分があることも、この機会に考えておいたほうがいい。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)、『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『香港とは何か』(ちくま新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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